かじさんのエアライナーモデリングルームへようこそ

Modelling

BOEING 777−200LR
Vol.1

 航続距離のさらなる延長をめざして開発された200LRと300ERの外形上の大きな違いは主翼端に装備されたレイクド・ウイングチップですが、エンジンもより大型化されたGE製のものが装備されています。
 ファンの直径は3.56mで、従来(3.12m)よりも40センチ以上も大きくなっています。
 改造はどうしたものかと悩みましたが、ファン直径を大きくするのはかなり難しいので、エンジンの外形のみを太らせることにして、写真上のラウダ航空のキットに入っているGEエンジンを改造することにしました。
 下は日航機や全日空機のキットに入っているP&Wエンジンですが、こうして比べると大きさが結構違いますね。
 このGEエンジンのファンの直径を測ると1.56mmで、実物に換算すると3.12mとなり、キットの縮尺が意外と正確なのには驚きました。
 

 世界最大の直径を誇るファンのブレードは見るからに効率が良さそうな独特の形状をしているので直さなくてはなりません。
 このあたりが今回の改造の見せ場のひとつになりそうです。

 まずはファンブレードの溝をPカッターで深く彫り込みます。

 そしてこのようにカッターで1枚1枚削っていきます。

 スピナー(?)は紙ヤスリで削って尖らせました。
 こうしてそれらしくなったファンのできあがりです。
 ところで、ブレードの枚数がパーツの方が一見して多いのがわかると思います。
 数えてみるとパーツは24枚、実物は22枚で2枚多いです・・・
 これもどうしようもないのでこのままにします。あ〜あ・・・
 

 エンジンカウルの工作です。
 ファンのパーツが入る溝から前の部分を切り離します。
 

 そしてこのようにファンをはめ込み、左右のパーツを接着します。
 

 ハセガワのキットはインレット・カウル(空気取入口)の厚みが薄っぺらなのでパテを盛って厚くします。
 さらにこうすることでカウル内側のパーツ合わせ目も消すことができます。

 パテを整形して下地処理後、内側だけシルバーで塗装します。

 実物のファンブレードは縁が刀の刃のように銀色になっているので、エナメルのシルバーで筆塗りしました。
 スピナーの渦巻きもエナメルで塗ってみましたが、何度やってもきれいに書けません・・・

 インレット・カウルを接着してファンの工作は完了です。
 
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