ハセガワジャンボのここを何とかしよう
コクピットウィンドウ編
    ハセガワ1/200(前が丸くなっている)            童友社1/100(こちらが正解)

 ハセガワの1/200ジャンボのキットにはコクピットウィンドウの透明パーツが付いていますが、これを胴体色で塗りつぶしてデカール表現にしている人が多いようです。
 その理由としては、塗装してからの後はめにするとスキマが生じること、上の画像のように形状が違っていることがあげられるのではないでしょうか。
 ここでは、キットの透明パーツを生かして窓をクリア化する方法を紹介したいと思います。

 客席の窓から光が入り込むのを防ぐため、コクピットの床を0.3ミリプラバンで作ります。
 ハサミで少しずつ切りながらの現物合わせです。
 このあと、つや消し黒で塗装しておきます

 胴体を貼り合わて下地処理を済ましてから、透明パーツを接着し、スキマをパテ埋めして表面を整えます。
 胴体の処理が終わってから取り付けるのは、下地処理で出るパテの粉などが透明パーツの裏側に付着するのを防ぐためです。
 その後、紙ヤスリの目を400→800→1000→1500→2000番と細かくしていき、コンパウンドで磨いてツルツルにします。

 

 B747の実機写真を見ながら、正しい形になるようにマスキングします。
 特に矢印の部分のカーブがパーツのラインと逆になるため、角がどうしても胴体側にはみ出すので、なるべくはみ出しが少なくなるよう注意します。
 

 胴体の塗装が終わってマスキングを剥がしたところです。
 矢印の部分の角が胴体側にはみ出してます(^_^;)
 窓枠の塗装でなんとか誤魔化しましょう・・・




 窓枠を塗装します。
 まずは外側の窓枠を丁寧にマスキングして、シルバーを吹き付けます。

 カーブの部分のマスキングテープは、サークルカッターで切り出します。

 縦の枠は0.4ミリのテープで位置決めしてから・・・ 

 その両脇にテープを貼ってマスキングします。 

 完成です。
 ちょっと面倒くさいですが、デカール表現にはないリアルさが得られるはずです。
 
 なお、この機体では透明のままですが、クリアブルーを裏側に塗るとまた違った趣になります。
 実機も正面の2枚はうすいブルーになっているようです
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