客室の窓を透明にしよう

 乾くと透明になる木工ボンドの性質を利用して、客室の窓を透明に表現する方法を紹介します。
 デカール表現に比べてリアルなことと、窓を基準点とすることができるので、塗装(上下の塗り分けなど)やデカール貼りの位置決めがしやすいので、私は専らこの方法です。
 それに面倒なパテ埋め整形もしなくて済みます。
 ただ窓の配置が組立時に決まってしまうので、後から窓配置の違うエアラインや型式に変更することができない場合があるのが欠点といえます。
 



 用意するものはこの2つ。
 木工ボンドとスポイトです。
 木工ボンドはこのセメダインの白ボトルが乾燥後の透明度が高く気に入ってます。
 

 まずはスポイトの中にボンドを移すのですが、ボンドは粘度が高くそのままでは吸い込まないので、このようにスポイトをつぶして丸めていきます。
 できるだけ空気を残さないように丸めるのがコツです。


 そしてボンドのボトルの口にスポイトの先を差し込み、ボンドをスポイトに押し込みます。
 従って、スポイトはボンドのボトルの口にピッタリ収まるものを選ぶ必要があります。
 窓に注入して使う量は少量ですが、多めに入れたほうが注入しやすいです。
  

 伸ばしランナーを作るときのようにライターの火であぶって先端をノズル状に加工します。
 このとき、中のボンドが瞬間的に沸騰するのでヤケドに注意します。
 

 ひとつずつ注入していきます。
 ボンドは乾燥するとヒケてくるので、少し盛り上がるぐらいが良いです。

 失敗したら水を含ませたティッシュで拭き取り、再度注入します。
 多少はみ出しても乾いてからコンパウンドで磨くときれいになります

 乾くとこのように透明になります。
 この機体のグレーの帯の部分のようにカラー塗装した場合は、窓の中にも色が入ってしまうので、エナメル塗料の白や銀で塗ってから注入すると良いでしょう。(これはやってませんが・・・)
 




Techniqueに戻る トップに戻る
inserted by FC2 system