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Technique

旅客機プラモを作ろう
Vol.6

 いよいよ青空の部分の塗装です。
 初心者向けとしては難易度の高いものとなりますが、塗装の修正
方法は参考になると思います。
 さて、このキット、このように青空の部分が塗装されていて、組み立
ててデカールを貼れば完成する親切?なキットとなっています。
 が、塗装で仕上げたい場合は、当然のことながら下地処理で消えて
しまいます。   

 ということで、この青空部分をどのようにして再現するか考えた結果、
このようにマスキングテープに写しとって切り抜き、塗装の型紙とする
ことにしました。
 ところが、青空の縁取りのデカールとうまく合うものかどうか不安になり
試しに合わせてみたところ不安的中となり、全然合いませんでした。
 苦労して全部の型どりを終えた後だっただけに、もうガッカリでした。
 そこで次なる方策を考えなければなりません・・・ 

 そして考えたその方法が、デカールに合わせてマスキングすること
です。
 オリジナルのデカールをスキャナで取り込み、そのままインクジェット
対応のクリアデカールに印刷してもう1枚デカールを作成します。

 キャラクターと一緒に、青空と縁取りが重なっている部分を丁寧に
切り取り・・・

 実機写真を参考に、キャラクターの位置を合わせて模型に貼り付
ければ、雲の縁取りの位置も決まります。

 デカールを全部貼り終えたところです。
 窓の位置とキャラクターの位置が実機写真と合わないところが
ありましたが、まあ仕方がないですかね。
 

 縁取りの部分が決まったので、その他の部分を実機写真や組み立て
説明書の塗装図を参考にマスキングします。
 真上の部分はよくわからいので適当です。 

 スカイブルーを塗装します。 

 デカールとマスキングテープを剥がしたところです。
 デカールでマスキングした部分は塗料が染み込んでこのように
ギザギザです。
  

 チマチマと修正しましょう。
 

 青がはみ出した部分は白で修正。

 なんとかきれいになりました。 

 これで縁取りとピッタリ合います。
 ついでに青空とキャクターが重なる部分も白抜きできたので、
キャクターが青っぽくならずに一石二鳥でした。
  

 ところで、このキット最大の欠点として胴体後部に描かれている
シンデレラ城のシルエットのデカールが版権の問題とかで付いて
いません。

 箱の写真もご丁寧に画像処理で消されています。
 やはりディズニー関係は版権がいろいろと難しいようですね。
 なので、完璧を期すならば自作しなければなりませんが、古い機体
だけになかなか資料がありません。

 そしてネットを徘徊してなんとか探し出した資料を基に作ったのがこれ。
 細かいところはいいかげんですが、どうせよくわからないのでこれで
良しとしました。

 デカール貼り完了!
 次回はいよいよ完成です。
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