かじさんのエアライナーモデリングルームへようこそ

Technique

旅客機プラモを作ろう
Vol.3

 グレーサフェイサーの吹きつけが終わったところでコクピットの窓
パーツの工作をします。
 ここまで取付けなかったのは、胴体の工作過程での削りかすや
塗料がコクピット内に入り込み、窓パーツの裏側が汚れてしまうの
を防ぐためです。
   

 上の写真のとおり窓パーツと接する部分にバリがあり、このま
ま接着すると接着部分が汚く目立ってしまうので、このように薄く
削ります。

 接合部分をできるだけ目立たないようにするため、窓パーツと接
する部分をつや消し黒で塗ります。
 

 前面2枚の風防ガラスをクリアーブルーで塗ります。

 パーツを接着します。
 接着剤はサラサラの流し込みタイプを使い、たくさん付けすぎな
いように注意します。

 スキマや段差を消すためにパテを盛ります。
 

 パテの乾燥後、紙ヤスリで削ります。
 

 サフェイサーを吹き付け、キズなどがないか確認し、あれば再度
パテを盛りきれいになるまで繰り返します。

 キズや段差がなくなったら、クリアパーツが透明になるまで磨き
ます。
 紙ヤスリは400番→800番→1500番→2000番の順で使い、
その後コンパウンドで磨きます。 

 細かく切ったマスキングテープを貼り、マスキングします。

 このマスキングでコクピットウィンドウの形が決まってしまうの
で、実機写真を見ながら丁寧に貼りましょう。
 このあたりの工作についてはこちらでも詳しく説明しています
のでご覧ください。

 マスキングが終わったら、コクピット周りにグレーサフェイサー
を吹き付け、その後ホワイトサフェイサーを吹き付けます。
 ホワイトサフェイサーが完全に乾燥したら、全体を1200番程度の
紙ヤスリで軽く磨いた後、下地色の白を吹き付けます。
 白は最近クレオスから発売された「クールホワイト」を使いました。
 この塗料は隠蔽力が結構強く、細吹きすれば黒の上にも直接塗る
こともできるのでなかなか良いです。

 塗り分け塗装に入る前に、垂直尾翼の角を保護するためにティッシュ
を被せてテープでとめておきます。

 マスキングテープを剥がして、窓枠を塗装します。
 

 まずは外側の境界線をマスキングします。

 内側に細かく切ったマスキングテープを貼ります。

 ここでシルバーを吹き付けます。

 次は縦枠です。
 0.4ミリのマスキングテープをこのように縦枠の位置に貼ります。

 両脇にマスキングテープを貼ります。
 

 縦枠部分にシルバーを吹き付けたら完成です。
 ちょっとめんどくさいし、難易度も高めですが、デカールにはない
実感がありますので、ぜひ挑戦してみてください。
 
INDEXに戻る


inserted by FC2 system